子どもたちがのびのびと自然に親しめる園庭があるひかりの子保育園。
悩みは砂場が小さいこと。2m×3mの砂場は、子どもたちが夢中になって遊び始めても数名しか入れず、遊びを発展できない状況でした。
砂遊びは、自然素材の感触や可逆性を楽しむ、道具の使い方を知り工夫する、イメージを膨らませる、失敗してもやり直しできるなど、子どもが自ら考え学ぶことの多い遊びの一つであり、友だちと没頭して遊べる広い砂場をつくりたいとのこと。
専門家からは、大きい砂場に新しくつくりかえるのであれば、多角形で40~50cmの深さ(子どもの腕の長さに見合う深さ)にとのアドバイスがありました。また、排水浸透桝や砂利をしいて浸透膜シートを入れるなどして、水はけをよくします。
砂の流出については、「砂を集めよう作戦」など遊びの一環として砂を戻すアイデアも出されました。制限により遊びが小さくならないように。砂場の外に遊びが広がるのはよいことなのです。
砂場の中だけに留まらず、いろいろな種類の土や砂が園庭にあることを知り、遊び方を工夫することが学びにつながります。年長にもなれば、どのような土や砂がどこにあり、どんなことができるのか、地図をつくることもできるでしょう。