北会津こどもの村幼保園

園について About

北会津こどもの村幼保園は、旧北会津村にあった4つの公立幼稚園保育園を民間が引き継ぎ一つに統合して運営されているものです。設立6年の新しい園です。

園庭には築山など高低差が設けられ、ブランコ、登り綱、ツリーハウス状の滑り台、大きめの木製遊具、キッズバイクなど、遊びの環境が整っています。ティフトン芝はまだらに失われていますが、芝再生のためのポット苗も補充されています。

地下水を利用でき、子どもたちの遊びに使われているほか、園の周囲のフェンスにそって東西南北にある花壇・畑(?)に給水されています。花壇の土質は、徐々に改良が加えられています。

改修のねらい Objectives

園庭の南東の丘から西へ伸びる40mほどのスペースに人工の川を整備する。川底は人造石洗い出し仕上げとし、川岸に保護者が持ち寄る石を並べる。地下水を活用して、水の多様な動き、きらめき、水の流れの作用を感じられる環境をつくり、小さなお子さんから年長さんまでが季節ごとに水の流れの中で遊びを創ることができるよう図る。

こども環境学会の助言 Advices

  • 成長度合いの異なる子どもがその成長に応じて遊べるように、川幅、深さ、流れに変化をつける
  • 傾斜の緩いスロープは水遊びの幅が広がるので2箇所設ける
  • 滝や池のコンクリートの天端の角を取る
  • 水を常時流すわけではないので、周囲の植生のための水源を別に確保する
  • 流れに沿ってゾーンを分け、水性植物のゾーンなどを一部に設けられれば望ましい

施工後 After

ツリーハウス状の滑り台がある丘から段々滝が連なり、ゆっくりと西へ40mほど流れ下ります。

西の池(排水池)まで幅や深さの異なる人工の小川が作られました。岸辺の石は保護者が持ち寄りました。

水を流し始めると段々と水の突端が伸び、子どもたちがついていきます。

中流の深いところでは水浸しになって遊びます

下流の浅めのところには小さなお子さんたちがやってきました

遊びの環境が整ってきました。広い園庭を200人近い子どもたちが遊び回るので大変ですが、周辺の緑を育てて維持できれば一層すばらしい園庭になるでしょう。

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