愛宕保育園

自然や生き物に関心をもって感受性を育んでほしいと園庭につくられたビオトープ。小さな池にはメダカやドジョウ、水草を入れ、池の周りには野の草や果樹を植えました。今ではタニシやカナヘビが棲みつき、ハトやメジロ、カケスなどの鳥が来るようになりました。

発見したことを伝えあったり、不思議に思ったことを図鑑で調べたり、子どもたちの気づきの能力が伸びてきたと先生たちは感じています。池ではアマガエルの産卵と成長、柑橘類の木ではアゲハの成長を一緒に見守りました。
水の流れをじっと観察する子、感触を確かめるように水や氷にふれる子、藻が増えたのに気がついて掃除をしよう!と提案する子。水は子どもたちの感性を刺激しているようです。

ビオトープができて、これまでかけっこや縄跳びなど運動遊びが中心だった子どもたちの活動に、新たな広がりが出てきました。生き物を観察したり、虫取りに夢中になったり、それぞれが楽しみ方を見つけています。
ビオトープをきっかけに保育者の意識も変わりました。子どもたちが自然にふれあうことに、保護者もより関心を向けてくれるよう期待しているそうです。

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