

こども環境学会×福島県で
こどもの保育環境を向上
福島県はこども環境学会と連携協定を締結して、子どもが育つ環境を改善する補助事業に取り組んでいます。補助の流れは、1事業計画の提出、2補助採択、3こども環境学会のアドバイス、4事業計画の改善、5事業実施、となります。補助対象は遊びの工夫(補助基準50万円、補助上限33万円)や園庭・園舎の改善(補助基準100万円、補助上限66万円)、補助率は3分の2です。
こども環境学会代表理事 仙田満氏 ごあいさつ

小さなこども達は群れて、自然の中でも、園舎でも、園庭でも、さまざまな場で遊ぶことによって多くの事を学び獲得します。バランス感覚等の中枢神経の開発も8歳までに90%完成すると言われています。粘り強く集中する、協力する等の非認知能力も遊びを通して育まれます。
自然災害を含め、困難の多い我が国で育つこども達が、それをのりこえる人として育つための遊びの環境を私達は用意せねばなりません。こども達を愛する皆様とともに、こども達の成育環境の改善をすすめましょう。
R2年度こどもの保育環境向上事業例
R3 こども保育環境向上のための事業計画の例

園舎・園庭の改修
- 園庭の改修(設計のみも可)
- ビオトープ、花壇、畑の設置
- 砂場の再建
- 築山づくり
- 芝生化、植栽
- 横に渡るロッククライミングボードの設置
※ 工事費、設計費、道具、種苗など総事業費の3分の2を県が補助します(補助基準100万円、補助金上限66万円)



あそびの道具を導入
- 段ボール、ペイント、ブロック、積み木であそびの部屋づくり
- スラックライン、登り棒でバランスと体力を育てる
- けん玉、ベーゴマ、おはじき、お手玉など昔あそび
※ 物品、工事費など総事業費の3分の2を県が補助します(補助基準50万円、補助金上限33万円)

地域とあそぶ
- 森のようちえん
- 畑で苗植えや収穫
- 地域の伝統文化や工芸品を学んで実践
- 地域の人たちとの交流やあそび
- 地域の生き物で学ぶ・あそぶ
※ バス代や講師謝金、種苗、農具、虫取りかごなどの総事業費の3分の2を県が補助します(補助基準50万円、補助金上限33万円)



コロナ時代のあそび
- リモート動物園・水族館
- 在宅のこどもとリモート体づくり
- 海外や遠隔地の保育園とダンスやローカル文化の交流
※ 謝金、交通費、PCなど総事業費の3分の2を県が補助します(補助基準50万円、補助金上限33万円)

事業計画から実施までの流れ
事業計画
STEP1: 事業計画を6月15日まで福島県子育て支援課に提出してください。調査後、補助採択します。
学会のアドバイス
STEP2: こども環境学会の専門家のアドバイスを受けて事業計画をブラッシュアップ。小規模な改修でもOK。
改善・事業実施
STEP3: 事業計画を改善し、実施してください
お問い合わせ・ご相談
お問い合わせ、ご相談、アドバイス要望など、いつでも 気軽に ご連絡ください
簡単なご相談や事務的なお問い合わせは福島県庁でお答えします。
専門的なご相談には、県からこども環境学会にお願いしてアドバイスをいただきます。相談はメールや電話のほか、Zoomで現地を見ながらの相談もできます。
024-521-8205
福島県庁子育て支援課(担当高岡)までお電話ください
こどもの保育環境を改善する事業計画の要素
重要なこと
- こどもの関心や動きを引き出す、多様なあそび(特に外あそび)、体験、交流をもたらす空間をつくること
- 地域の環境や自然、文化、伝統、人を生かすこと
- 管理者や保育士が自分たちの現状や園の方針などを踏まえて自分たちで考えること
望ましいこと(例)
- 保護者や園児が計画や作業に参画すること
- 住民の関与、参加
- 適度な安全性
- おもしろい!