園舎は木造、日常的に使用する物もできるだけ木製品を取り入れ、「木育」に力を入れている木’s保育園。
砂場と鉄棒しかない平坦な園庭に福島建材を使用した遊具をつくりたいとのこと。片側はボルダリングの斜面、反対側は人工芝の斜面になっています。
専門家からは、遊具を設置する際の安全基準として、遊具の周囲2mを安全領域として確保するようにとのアドバイスがありました。斜面を勢いよく駆け下りたときの衝突に注意する必要があります。
また、遊具からの飛び降りを防ぐため手すりの高さは80cm以上が望ましいこと、手すりの板の間隔は子どもの首が挟まらないよう15cm以下にするなどのアドバイスもありました。
木製遊具のメンテナンスは、施工業者に相談しましょう。表面の処理の仕方(防腐剤、塗装等)や使用状況を考慮して、点検箇所を確認します。地面に接している部分の腐食や子どもが手をかける部分のささくれのチェックは毎日行うことが望ましいです。
「木育」に力を入れているとのこと、シンボルツリーとなるような落葉樹や実のなる木を植えるとよいでしょう。日々の生活のなかに樹木があって、季節の移ろいを感じたり、自然の変化を観察できるといいですね。