霊山三育認定こども園

震災後の除染で芝生や木が取り除かれ、水はけも悪くなってしまった園庭。霊山三育認定こども園では、園庭環境が大きく変わり、子どもたちの外遊びの機会が少なくなっているそうです。

 

子どもたちが屋外で虫や草花などの自然にふれ、運動能力や挑戦意欲を育めるように、築山と小川のビオトープを整備したいとのこと。

専門家からは、ダイナミックな遊びの展開を目指すなら、築山の高さは1.5m(中に直径70cmのトンネルを通す)に、さらにもうひとつ低い山をつくるという提案がありました。築山の高さが変わることで視点が多様になり、ワクワクドキドキの感覚が生まれます。また、異年齢での集団遊びは子どもたちの成長につながります。

ビオトープは、田んぼの跡地にできた園庭で水がしみ出している可能性があり、小川ではなく湿地型ビオトープにとの助言がありました。ビオトープの周りを小さな土手で囲い湿地性植物を植えれば、昆虫やザリガニが集まってきます。

自然にふれるという点では、花壇もよいでしょう。ブロックで囲み(40cm程度)土を入れた簡単な花壇でも植物の成育はよくなります。種まきや苗を植えるところから子どもたちが関わり、生長を観察して、物語を紡いでいくことが大切です。

芝生の管理は大変なので、負担になるようならない方がよいことも。ビオトープや花壇を含めて、地域の人たちと連携し、協力を得ながらつくっていけるといいですね。

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