三春幼保園

園庭の周辺部にあった土手(写真1)。地形を活かした遊び場をつくるために、崩れかけていた斜面をコンクリートで補強して盛り土をし、築山につながるなだらかな勾配の道を整備(写真2)。しっかり補強して植栽を一部除いたことで、芝生広場の平坦な遊びに立体的な遊びが加わりました。

写真1 土手(改修前)
写真2 築山につながる道(改修後)

急斜面や緩斜面の上り方や下り方、子どもたちは試行錯誤しながら遊んでいます。どうやったら上手に上り下りできるか考えて試すを繰り返すのです。
新しい遊び場でみられる園児の多種多様な姿に、保育者にも再発見がありました。土手の一番上は平屋の屋根ほどの高さになり、ダイナミックな遊びの展開に先生たちはハラハラしますが、子どもの自発的な発想、粘り強さややんちゃな一面など内発的な感情を改めて感じたようです。

写真3 土手で遊ぶ
写真4 土手で遊ぶ

ぶつかったり転んだりしながらの集団遊びは、友だちとの信頼関係や友情を深めていきます。家に帰った子どもが「今日楽しかったよ!」と話す様子に、挑戦する意欲を引き出す遊び体験の大切さを親も理解するようになるそうです。
環境改善による子どもの変化や成長が、保育者や保護者の意識を育てることにつながっています。

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